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【 2287 】 レノンに、腕押し。

 今年は頑張って、54本目となる。

 「ノーウェアボーイ」を、昨夜。
 ジョン・レノン、生誕七〇年、没後三〇年という今年。
 もうすぐ十二月八日もやってくるではないか。
 あれから三十年、私は何をやってきたという詠嘆からすら、既に遠く。

 まぁ、主人公がジョンでなくてもいいだろうという、
 案外好くできた青春懊悩映画に、ついしみじみとさせられ、
 帰りの車では、ヴォリュームを一杯に、ジョン・レノン。
 Don't Let Me Downを一緒にがなってみせる。

 映画といえば、「マチェーテ」

 こいつを抜きに今年は語れん。
 バカバカしさ加減の横溢ぶり、くだらんさ加減の圧倒ぶり。
 どんどんと、ヤになるほどこれでもかと人は死んでいき、
 でも、「SP野望編」とは似て非なる映画術のような。

 「悪人」はお気に入り、小説もお気に入りだったし。
 ただし、主人公はあまりに美男美女が過ぎる。
 見た目で決まってしまうという焦燥感に欠けるきらい。
 樹木希林、柄本明は、いうまでもなく、役者やのぅ!

 「ベック」も、ねぇと、一文を終える。

From : あがった -2010/11/21(Sun)10:10-

【 2289 】 Re:レノンに、腕押し。

「マチェーテ」、よかったですよね。
新作上映作品のラインナップの中にこの名を見た時は、
うほほーと唸ったような、ぎゃははと笑ったような。どっちやねん。
まー、唯一の不満といえば、話が進むに従って首や腕が飛ばなくなる(笑)。

「悪人」は、満島ひかりは見たいと思ったのですが、
なんだか救いがなさそうで、いや〜な気分で映画館を後にせねばならないような気がしてパスしました。

というわけで、45本め、「行きずりの街」を昨日観てきました。

From : まるこめ -2010/11/22(Mon)23:43-

【 2290 】 見上げる空は、上の空。

 随分とお久しぶりです、まるこめさん。

 「マチェーテ」って、とにかく無茶振りが過ぎてる。
 その上、話はいつも断線し、唐突につながる、支離滅裂。
 それなのに、飽きさせない不思議、観客がバカなのでしょうか。
 テンポを担保に、チープさをディープに、ってことかな。

 で、「行きずりの街」を私も観てきて、55本目の55歳。

 阪本順治監督の名で観に行って、しまった、となった。
 どうも、?が多すぎる。探しに行く動機は?
 あの同僚の元教師の存在は?そもそも何故別れたの?
 ???が、気になり出すとどうしようもなくなる体たらく。

 『映画力』の違いとしか言いようがないんでしょうかね。

 近況。ますます老眼が進み、眼鏡の取り外しを持て余してます。
 はい、いまだ老眼鏡はしてない。だから、食事中は眼鏡を外す。
 モーレツにトイレが近くなった。しかも、行くたんびに出ること!
 前立腺肥大ではなく、ストレス性。夜中、2〜3回は起きる。

 加齢の華麗さ、なんて、まるで何処吹く風。哀しいですね。

From : あがった -2010/11/23(Tue)00:21-

【 2291 】 Re:見上げる空は、上の空。

観客がバカであることはまちがいないでしょう。
あれを観たいと思った時点でもうバカです。
楽しく観たならもっとバカです。上等です。わはは!

「行きずりの街」は確かに納得しかねる部分が多かったですね。
「教え子いうても塾のやろ〜」とずっと心の中でつぶやいていました。
が、小西真奈美が真情を吐露したあたりで、これは実はミステリーが主体なのではなくて、男と女の邂逅こそがテーマだったのかと思わされました。人生を賭けた19歳の選択、ちょっとぐっときたりもしました。そしてラストの校舎の描写で、たくさんあった「?」はもうどうでもよくなりました。

というわけで、出も悪ければキレも悪いワタクシでした。

From : まるこめ -2010/11/23(Tue)23:15-

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