ブレックファスト・クラブ/オリジナル・サウンドトラック

学園モノ。
長らく興味の対象外だったこの手の作品を楽しんで観ている自分に気づいたとき、ぼくは自分の青春がすでに終わっていることを知ったのだった。

そんな85年の映画「ブレックファスト・クラブ」の、これはサウンドトラック。「フラッシュ・ダンス」のテーマの作者のひとりとして一躍名を上げたキース・フォーシーを中心に、シンプル・マインズ、ワン・チャンといった80年代のポップスを語るときに欠かせないアーティストが名を連ねているのだが、なにが聴きたくてこのサントラ盤を購入したのか、今となってはよくわからない。たぶんその音楽から映像を喚起させたかったのだろう。サントラとして正しい扱われ方ではあると思う。

それにしても、上記のミュージシャンのみならず、モリー・リングウォルドやアリー・シーディーらここで嘱望されていた人たちはみなどこに行ってしまったのだろう。80年代、ずいぶん昔の話になってしまった。

って、これのどこがディスク・レビューなんだか。

2004.11