アライツ・エタ・マイデル/インシャラー

蛇腹のアライツと、タンバリンのマイデル。バスク人であるそうな。

正確には、蛇腹はボタン式ダイアトニック・アコーディオン、タンバリンはバンデロアというらしい。

そしてバスク人はというと、スペインとフランスの国境をまたぐピレネー山脈の西域に住み、バスク語を話す人々を指す。そこで伝統的なダンス音楽をトリキティシャといい、それが現代的になったものがトリキ・ポップ、すなわち彼女たちが歌い演奏する音楽である。

そう、これはダンス・ミュージック。どこか懐かしい音色とリズムは、どんなにダンスと縁のない人であっても、その体の一部を動かさずにはいられないことだろう。知るべし、蛇腹の威力。

2002.01