ALISHA/BABYDOLL

デビュー・アルバムではないかと思うのだ。後年の活躍ぶりから遡ったのではなく、ほとんどリアルタイムで手に入れたはずなのだ。10代後半とおぼしきジャケットにつられて。……それって、ただのオヤジやん。 いや、しかし、名盤。まぎれもない胸きゅんアルバム。

A面がポップ・サイド、B面がロック・サイドという構成は、ニクいといえばニクいし、大差ないといえば確かにそれはそうなのだが、しかし、なんつうかどちらも小気味よい曲ぞろい。それが異様に短い曲間で、ほとんどノンストップ状態で繰り出され、しかも緩急を心得て、ここぞというところでスローな泣きが入ったりすると、ああもうこれはええアルバムやなぁということになるのである。

抜粋ではなく、まんまCD化されてないものか。

2002.01