MARIE CLAIRE D'UBALDO

マリー・クレール・デュバルド。フランス人を父に、アルゼンチン人を母に、ブエノスアイレスで生れ、20代でスペインへ移住。現在はイギリスに在住しているらしいが、こういう経歴で、スペイン語、英語、フランス語を自由に操る彼女を、どこの国籍で縛ればいいというのだろう。デビュー作である本作も、英語盤とスペイン語盤が存在するようだ。

これは英語盤だが、イタリア映画「踊れトスカーナ!」にも使われた「リズム・イズ・マジック」では英語とスペイン語で交互に歌われ、ぼくなどはスペイン語の響きの方が数段エキゾで好ましい。スペイン語盤もぜひ入手したいものである。

余談になるが、「踊れトスカーナ!」の上映館には、「この映画のサントラはありません」とわざわざ断り書きが張り出されていたそうだ。

2002.01