MONIQUE SEKA/Okaman

典型的なジャケ買い。
わかるな(笑)?

それがなんであるかも知らず買ってしまったこの1枚は、コートジボワール出身のモニク・セカによるアフロ・ズーク。95年の、おそらくは3枚め。だと思う。

ズークとはフランス領カリブのマルティニークで生まれたダンス・ミュージックを指すが、彼女のそれは押せ押せで熱く迫るカリブ産とは少々ちがって、もっとゆったり、逸るこちらをじらす術をも心得ているようだ。たおやかな余裕を持って聴かせてくる。アフロたる所以なのかもしれないそこに、成熟した大人を感じるのである。

そんな意味でも、またどんな意味でも、タイトル曲の出来が図抜けていい。声は軽く伸びやかで、適度な艶とハスキーさが同居。ころころと鈴の音のように涼しげなそれは、ズークならではのノリのよいリズムともあいまって実に心地よく響く。国内盤まで出て、以来夏の定番となってしまうのも納得の1枚なのだった。

2004.10