SHAKIRA/LAUNDRY SERVICE
南米コロンビア出身のシャキーラの4作めにして、全米チャートに打って出た全曲英語盤。とはいえ、目玉の「Objection」と「Whenever,
Whenever」はそれぞれ「Te Aviso, Te Anuncio」「Suerte」というタイトルでスペイン語版が収められていて、ぼくなどにはそちらの方が語感が新鮮でありがたかったりするのだが。
ラジオから流れてきた話題の「Whenever, Whenever」を初めて聴いたときは、一瞬、フロイドの「クレイジー・ダイヤモンド」のパクりかと耳をそばだたせたものだった。ほとんど気のせいらしいとわかって以降も最後まで聴きこんでしまったのは、ドタバタした威勢のよさのせいだろう。
アルバムとしてみた場合も、トップを飾る「Objection」の性急さともあいまって、非常に勢いを感じさせる作りになっており、進撃と呼ぶにそれはふさわしい。
2002.04 |