ヒット曲「WHENEVER, WHEREVER」をアルバム・ヴァージョン以外に3トラックと、2枚の旧作から1曲ずつを収めたミニ・アルバム。

3つの「WHENEVER, WHEREVER」のリミックス版にはそれぞれ「TV EDHIT」、「TRACY YOUNG'S SPIN CYCLE MIX」、「THE DARK SIDE OF THE MOON MIX」といったタイトルがつけられているが、うっかりその名にそそられてしまうのはやはり「THE DARK SIDE OF THE MOON MIX」だ。

「WHENEVER, WHEREVER」のイントロからして、まるで「クレイジー・ダイヤモンド」のフロイドではなかろうかとぼくは思っていたぐらいだから、すわ「狂気ヴァージョン」かと勘ぐってしまったのだった。……どこがやねん。なにが「ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン」やねん。

というわけで、結論。
「WHENEVER, WHEREVER」は、やはりアルバムのスペイン語ヴァージョンがベスト・テイク。当たり前の話。そういえば、こうしたリミックス集に手を出すたびに、同じような気分にぼくは陥っているな。懲りない奴。というか、なにも学ばない奴。

2002.09